アイデア商品をヒットさせるには、そのアピールの仕方や宣伝方法が重要な意味を持ってきます。
オーチス・エレベーターは、現在では業界世界最大規模のシェアを誇る総合昇降機メーカーです。
エリシャー・オーティス(Elisha Graves Otis)は、自社の逆転止め歯形を使用した落下防止装置の安全性を保証するため、みずから体を張った実験を行いました。
オーティス本人が実験用に設置されたエレベーターに乗り込み、見物に集まった群衆の前で命綱のロープを断ち切って見せる、というのがその内容です。
人々が息を呑んで見つめる中実験は行われ、エレベーターの箱はわずかな降下の後にピタリと止まり、乗っていた彼ももちろん無事でした。
また、よくアイドル歌手や新人タレントが売れるかどうかはその実力よりも、所属プロダクションの宣伝能力にかかっているなどと言われたりしますし、宣伝広告の業界ではそのキャッチコピーで読む人の興味を引き付けることが出来るかどうかが問題だと言われています。
これらの商法は、消費者の購買意欲を刺激出来るかどうかという心理的要素にターゲットを絞ったもので、商品自体の優劣には関係しませんが、アイデア商品の成功の鍵を握っていることは間違いありません。